頭痛外来
頭痛外来
当院の脳神経外科では、突発的な頭痛や「いつもと違う」と感じる頭痛に対して、受診当日の「即日MRI検査」と診断を行っています。「脳の病気かもしれない」という不安をいち早く解消し、適切な治療へと繋げます。
頭痛は大きく分けると、以下の2つのタイプがあります。
当院では、最新のMRI検査で「命に関わる危険な頭痛」を速やかに除外し、安心をお届けします。
その上で、慢性的な頭痛にお悩みの方には、お薬による治療だけでなく、生活の中に隠れている「頭痛の引き金(トリガー)」を患者様と一緒に紐解き、「頭痛に振り回されない、穏やかな日常」を一緒に目指していきます。
二次性頭痛とは、脳や体に何らかの具体的な原因疾患があり、その症状の一つとして現れる頭痛のことです。いわゆる「頭痛持ちの頭痛(一次性頭痛)」とは異なり、生命に関わる深刻な病気が隠れている可能性があるため、迅速な診断が極めて重要です。
原因としては、くも膜下出血や脳出血、脳梗塞などの脳血管障害、脳腫瘍、脳炎、髄膜炎、頭部外傷などが挙げられます。これらは生命の危機に直結する可能性があり、一刻を争う判断が必要なため、単なる頭痛持ちの症状とは一線を画す「怖い頭痛」として警戒されているのです。
今までに経験したことがない強烈な頭の痛み(明らかにいつもと違う頭痛)、急性・突発性の頭痛、発熱、手足のしびれや麻痺を伴うような場合には二次性頭痛を疑って、直ちに脳神経外科などの専門医を受診してください。また数週間のうちに頭痛が悪化してくるようであれば、脳腫瘍や慢性硬膜下血腫などの可能性もあるので、併せて注意が必要です。
頭痛は身近な病気です。身近にあるが故に『たいしたことない』と放置していませんか。最近はよい治療法もあり、投薬や対症療法で改善できることもあります。また二次性頭痛のように、大きな病気が潜んでいる可能性もありますので、頭痛外来などを早めに受診してみてはいかがでしょうか。
頭痛の中には、放置すると命に関わったり、重大な後遺症を残したりする「二次性頭痛」が隠れていることがあります。これらを見分けるための緊急の警告信号が「レッドフラッグ」です。
以下の症状が一つでも当てはまる場合は、決して様子を見たり鎮痛薬で済ませたりせず、直ちに脳神経外科を受診してください。
頭痛でお悩みの方にとって、最も大きな不安は「この痛みは脳の病気ではないか?」ということではないでしょうか。当院では、最新のMRI装置を用いて、目に見えない脳の状態を詳細に確認し、客観的な指標に基づいた診断を行っています。
MRIは、X線を使用するCT検査に比べ、脳の細部や血管の状態をより鮮明に描き出すことができます。
「いつもの片頭痛」だと思っていても、実は血管が異常をきたしていたり、脳の構造的な特徴が関連していたりすることがあります。MRIで脳の「形」と「血管」を立体的に映し出すことで、あなたの頭痛がどのタイプ(一次性か二次性か)なのかを正確に判別し、最適な治療方針を立てることが可能になります。
検査の結果、脳に重大な異常がないと分かることは、実は非常に重要な「治療」の一部です。「脳に異常はない」という確信が得られるだけで、病気への恐怖心やストレスが軽減され、それだけで頭痛の回数が減る患者様も少なくありません。
頭痛を「ただの体質」と諦めたり、大きな病気を怖がって放置したりせず、まずはMRI検査でご自身の脳の健康状態を確認してみませんか。その一歩が、痛みに振り回されない穏やかな日常を取り戻すための、確かな第一歩となります。
一次性頭痛は、器質的疾患を伴わない頭痛のため、命に関わることがない点で心配はいりませんが、多くの場合慢性化して痛みを繰り返すことが多く、日常生活に支障をきたすことがあります。一次性頭痛は、主に「片頭痛」、「緊張性頭痛」、「群発頭痛」の3つに分けられます。
片頭痛は単純に『強い頭痛』というわけではありません。
WHO(世界保健機関)の報告では『日常生活に支障をきたす疾患』の第3位に、神経疾患としては第2位に位置付けられている、深刻な慢性疾患です。日本では、片頭痛患者さんの約75%が日常生活に何らかの支障を感じていると報告されています。
頭の片側もしくは両側が脈を打つようにズキンズキンと痛み、体を動かす(歩く・階段を上がるなど日常の動作で)と悪化します。光や音に敏感になり、暗い部屋で静かに安静にする必要があります。頭痛の持続時間は4~72時間に及び、その後自然に回復していきます。
片頭痛の発症メカニズムは、かつて『単に血管が広がるから痛む』という説でしたが、現在では『三叉神経血管説』が主流となっています。
脳が頭痛の引き金(トリガー)を感知すると、脳の「三叉神経」が異常な興奮状態に陥ります。
その状態になると、神経の先端から血管拡張作用を持つ「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」という物質が大量に放出されます。
放出されたCGRPが血管の表面にある『CGRP受容体』に結合すると、
が引き起こされ、これがさらに三叉神経を刺激して痛みを増幅させる「痛みの負のスパイラル」が完成します。この刺激が脳の大脳皮質に伝わることで、私たちは『激しい頭痛』を自覚します。
一方で、セルフケアだけでは改善が難しい場合もあります。また、痛みが急に悪化している場合は、いつもの片頭痛ではない「別の病気(二次性頭痛)」の可能性もあります。当院では専門医の診察と最新のMRI検査で、まずは危険な頭痛をしっかりと除外(否定)した上で治療を行います。
従来の、痛みを一時的に止める『急性期治療薬』や、回数を減らす『予防薬』を患者さんのライフスタイルに合わせて適切に組み合わせ、快適な日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。
上記で解説した通り、片頭痛の激しい痛みには、脳の「三叉神経」に多く存在する「CGRP」という物質が深く関わっています。何らかの引き金により脳内でこのCGRPが大量に放出されると、血管や神経に作用してあの『ズキンズキンとした痛み』を作り出します。
「CGRP関連製剤」は、この痛みの原因物質であるCGRPを直接ブロックする最新の治療薬です。
痛みが起きてから一時的に症状を抑える従来の薬とは異なり、『痛みの原因そのものを元から抑える』ことで、片頭痛の発作を大幅に減らしたり、痛みを軽くしたりする高い効果が期待できます。
患者さんのライフスタイルや頭痛の頻度に合わせて、最適なタイプを医師がご提案します。
片頭痛は「体質だから……」と諦める必要のない時代になっています。
当院では、患者さん一人ひとりの症状に合わせた最適な治療法をご提案いたします。まずは当院の頭痛外来にて、お気軽にご相談ください。
片頭痛は単なる「強い頭痛」ではなく、WHO(世界保健機関)の報告で『日常生活に支障をきたす疾患』の第3位に位置づけられている深刻な慢性疾患です。日本では、片頭痛患者様の約75%が生活に何らかの支障を感じているとされています。
これまで片頭痛の治療は、痛みを止める「頓服薬(ロキソニンやトリプタン系)」と、回数を減らす「予防薬」を別々に組み合わせるのが一般的でした。また、優れた効果を持つ最新の「CGRP関連薬」は、これまで毎月の“注射薬”しかありませんでした。
しかし2025年12月、日本初の「急性期治療(頓服)」と「発症抑制(予防)」の両方に使える新しい“飲み薬”『ナルティークOD錠』が発売されました。
以下に1つでも当てはまる方は、ナルティークOD錠が適している可能性があります。
緊張型頭痛は、日本人に最も頻度が高い頭痛です。頭の周囲を「はち巻きでギュッと強く締め付けられたような痛み」が続き、後頭部から首すじにかけてのコリや重だるさ、ボーッとして思考力が低下するなど、慢性的でスッキリしない状態が特徴です。
主な原因は、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による「姿勢の悪さ(うつむき姿勢)」です。これにより頭や首、肩の筋肉に大きな負荷がかかって血流が悪化し、筋肉の緊張を引き起こします。さらに、精神的・肉体的ストレスや疲労、自律神経の乱れも発症の引き金になります。
セルフケアを頑張っても連日のように頑固な痛みが続く場合、以下のような予期せぬリスクが隠れていることがあります。
「いつもの肩こり頭痛だから」と自己判断で放置せず、まずは脳の専門医を受診することが大切です。
当院では、即日MRI検査によって「命に関わる危険な頭痛」が隠れていないかを正確に突き止め、患者様にまず大きな安心をお届けします。
その上で、症状に合わせて筋肉の緊張をほぐすお薬(筋弛緩薬)や、心身の緊張を和らげる処方、姿勢やストレスといった生活習慣の具体的なアドバイスを行い、根本的な改善を目指します。
「スッキリしない毎日の頭痛」から抜け出すために、ぜひ一度ご相談ください。
群発頭痛は、すべての頭痛の中で最も痛みが激しいと言われる深刻な頭痛です。
ある一定の期間(数週間〜数ヶ月の「群発期」)に集中して発作が起こり、その期間中は毎日のように「目の奥をキリでえぐられるような」激痛が1〜2時間近く続きます。あまりの痛みにじっとしていられず、動き回ってしまう方も少なくありません。
発症のメカニズムは完全には解明されていませんが、脳の深部にある「視床下部(自律神経などの司令塔)」の異常が発端となり、目の奥の血管の拡張や神経の刺激が関わっていると考えられています。
群発期の期間中に以下を行うと、高確率で激しい頭痛発作が引き起こされます。期間中は徹底して避ける必要があります。
群発頭痛は日常生活や仕事に甚大な支障をきたすため、我慢せず、専門医による適切なコントロールが極めて重要です。
当院では、まず即日MRI検査によって「脳内の他の病気」が隠れていないかを除外(鑑別)します。その上で、以下の治療法を適切に組み合わせ、痛みのコントロールと早期の日常生活への復帰をサポートします。
「この激痛をなんとかしたい」「夜中の発作が怖くて眠れない」とお悩みの方は、決して一人で抱え込まず、すぐに当院までご相談ください。